福岡市の現在の人口は約166万人で全国5位
出典:福岡市推計人口
福岡市の人口は、福岡市推計人口による令和6年1月1日現在の数値で1,656,737人です。
出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 (令和6年1月1日現在)
総務省の2024年1月1日における『住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数』調査によると、大都市と呼ばれる人口100万人以上の都市は日本国内で11市あります。
その中で、福岡市は第5位の人口の多さを誇ります。
全国市区の「人口増加数」で福岡市は第2位
昨年の増加数ではトップでしたが、今年は大阪市に抜かれ第2位でした。
出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 (令和6年1月1日現在)
福岡県福岡市は、全国の市区の中で日本人住民と外国人住民を含む総人口の増加数が全国第2位です。
福岡市の令和5年中の人口総増加数は12,521人で第2位でした。
第1位は大阪市(16,055人)、第3位は東京都江東区(6,226人)、第4位にさいたま市(5,679人)となっており、福岡市は他の市区と比べて際立って増加数が大きく、1年間で大きく増えている勢いのあるエリアであることがわかります。
転入者などの「社会増減数」でも全国3位、転入の多い都市
出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 (令和6年1月1日現在)
ある地域から別の地域に転入した者の数と、転出した者の数を差し引くことで算出される社会増減数を見てみると、福岡市は15,295人。
全国の市区の中で大阪市、横浜市次いで第3位となっています。
他の地域から転入する際に選ばれる都市としての魅力もあることがわかります。
福岡市は「日本人住民の増加数」が全国トップ
出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 (令和6年1月1日現在)
総人口は、日本人住民と外国人住民を合わせて構成されています。
日本人住民だけの増加数を見ると、福岡市は8,829人で全国の市区でトップとなっています。
2位のさいたま市2,972人に大差をつけての1位です。
福岡市の「外国人住民数の増加数」は全国10位
出典:住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 (令和6年1月1日現在)
また、外国人住民の増加数も多いのが福岡市の特徴です。
福岡市は3,692人で第10位にランクインしています。
外国人住民数については、新型コロナウイルス禍による入国制限が緩和されて技能実習生や留学生らが戻っていると考えられます。
国勢調査でも福岡市の人口増加は政令市トップ
総務省が2021年6月に発表した「第21回国勢調査」(2020年10月1日実施分)によると、福岡市の人口は5年前の調査から7万3,711人増えて、4.79%増の161万2,393人となりました。
この5年間で福岡市では、近隣都市の太宰府市(同確定値7万3,164人)に相当する人口が増えた計算となります。
周辺の都市一つ分の人口が5年間で増えるというのは驚きです。
このように人口増加数では全国20政令指定都市の中でもトップとなっています。
まだまだ増加傾向の福岡市!2040年まで福岡市の人口は増加予定
福岡市は、2010年(平成22年)を基準時点として、2040年(平成52年、令和だと22年)までの福岡市の将来人口を推計しています。
2010年には146万人だった人口が2020年までの10年間で156万人に増えると予想されていました。
この推計が出されたのが2012年(平成24年)で、実際の2020年の人口は1,613,361人となっています。
2023年現在では1,641,854人と予想を大きく超えています。
国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口においても、多くの都市がマイナスに転じる中で、福岡市は2040年まで増加がされると予想されています。
ピークは2040年ごろと予想されていますが、この調子で行くと予想を超えて、さらに人口は増えるかもしれません。
さらに、福岡市を中心に近郊9市7町を含めた福岡都市圏の人口も今後10年間で、現在の259.5万人から、265万人へとさらなる増加が見込まれています。
周辺都市も含めて増加傾向にあるため、商圏としての魅力もまだまだ高まっていく可能性があります。
福岡市の人口が増えている理由4選
どうして福岡市の人口は増えているのでしょうか?主な理由は以下の4点です。
(1)都市開発が進んでいるから
(2)住民からの評価が高いから
(3)学校が多く、若い世代の転入が多いから
(4)スタートアップや企業の立地が進み、雇用が増加している
それぞれを詳しく解説していきます。
(1)都市開発が進んでいるから
天神ビッグバン、博多コネクテッドなどの再開発の影響や国内外からの観光需要などさまざまな要因が考えられますが、その要因の一つに福岡地域戦略推進協議会(Fukuoka D.C.)の取り組みがあげられます。
福岡地域戦略推進協議会(FDC)とは、福岡の新しい将来像を描き、地域の国際競争力を強化するために成長戦略の策定から推進までを一貫して行う、産学官民一体のシンク&ドゥタンクです。
FDCは2012年に『第1次FDC地域戦略』を策定しました。この戦略で、「多様な人材が訪れ、働き、暮らす『東アジアの ビジネスハブ』」という将来像を掲げ、経済発展によって人口増を目指しました。
結果として「雇用+6万人、GRP(域内総生産)+2.8兆円、人口+7万人」などの目標を2020年までに達成しています。
そして、2020年度にこれまでの戦略に代わる新たな『第2次FDC地域戦略』を策定しました。
この戦略は、「交流の質を上げ、都市の成長と生活の質の向上の好循環を確固たるものに〜「住みやすい」から「持続可能(SDGs)」な成長へ〜」というもので、福岡市の更なる生活の質の向上を目指しています。
このような地域での戦略策定、推進の取り組みが行われているのも福岡の特徴です。
(2)福岡市は住民からの評価が高いから
出典:『令和2年度 市政に関する意識調査(ふくおかボイス)』
福岡市は実際に住んでいる住人からの評価も非常に高いです。
福岡市が、市内に居住する満18歳以上の男女2,410人を対象に実施した『令和2年度市政に関する意識調査』によると、「福岡市が好き」という市民の割合は97.7%でした。
さらに、「福岡市は住みやすい」と答えた割合は96.7%、「福岡市に住み続けたい」と感じている人の割合も92.6%いて、福岡市民の満足度は極めて高いことがわかります。
そんな満足度の高い福岡人が「福岡っていいところやろ?」と言ってしまう深い理由!?についての紹介記事はこちら。
流動人口率の高い福岡で、こぞって市民が福岡を愛する発言に至るその理由について、ついつい誰かに話したくなるエピソードが盛りだくさんで紹介しています。
https://fukuoka-leapup.jp/city/202004.36
(3)学校が多く、若い世代の転入が多いから
福岡市は、学校が多くあり若者世代の転入が多い地域です。
福岡市内に設置されている大学は、14校あり、在籍する学生数は、72,000人以上です。専門学校や短期大学なども合わせると110,000人以上となるほど学生が多く暮らしています。
なお、人口における学生の割合は日本の21大都市で福岡市は第4位です。
さらに、福岡市は、卸売、小売業、金融・保険業、医療・福祉などの第3次産業に従事する人の割合が日本の21大都市中でトップとなっています。
第3次産業は若者向けの職種も多いため、若者世代の転入増加につながっていると言えるでしょう。
(4)スタートアップや企業の立地が進み、雇用が増加しているから
福岡市は国家戦略特区『グローバル創業・雇用創出特区』として、ここ10年間成長を続けてきました。
それにより、以下のような取り組みが行われています。
◎創業人材の受入れに係る出入国管理及び難民認定法の特例(スタートアップビザ)
◎外国人エンジニア就労促進に係る在留資格認定証明書交付に関する特例(エンジニアビザ)
◎雇用労働相談センターの設置
◎特定事業実施法人の所得に係る課税の特例(スタートアップ法人減税)
これら『グローバル創業・雇用創出特区』を始めとする動きにより、スタートアップや企業の立地が進んでいるため、雇用が増加しています。
そもそも福岡市は住みやすい街として人気があり、学校も多くあるため、福岡市に転入してそのまま就職したいという人も多くいます。
さらには、福岡空港には国際線があり世界とつながりやすい環境があるため、ビジネスに活かせるように福岡市はグローバルな国家戦略構想を検討していることもあり、仕事がしやすい地域です。
今後もこの流れは継続しているため、雇用の場として福岡市に人が集まってきています。
人口増加が進む福岡市は住民の満足度も高い人気の街
福岡市はデータで見ると人口の増加数が非常に大きいことがわかります。
経済と暮らしの両輪で都市としての成長を目指していることが人口の増加に繋がっています。
福岡に住んでいる人たちからの満足度も高く、一度住んだら離れることのできない街になりそうです。
不動産投資が学べる漫画など特典プレゼント中
漫画だから分かりやすい。不動産投資が学べる特典を無料プレゼント。お申込みはこちらから。
特典提供元:株式会社えん