収益物件の探し方
収益物件探しの具体的な方法には、大きく「不動産ポータルサイト」と「不動産会社」があります。
収益物件を効率的に探したいのであれば、「不動産ポータルサイト」の活用が必須になります。
また、掘り出しモノ物件を探したいのであれば、「不動産会社」で担当者との接点を作っておくこともおすすめです。
他にも、「不動産情報誌や広告」といったアナログの情報も手に取れるように心がけておくと、思いがけないところから収益物件が見つかるかもしれません。
収益物件に関する情報源はできるだけ多く持っておくのがベストです。
できるだけたくさんの情報の中から比較し、優良物件を見つけることが重要です。
不動産ポータルサイトで収益物件を探す
収益物件探しでは、不動産ポータルサイトの利用がもっとも身近で便利です。
ポータルサイトとは複数の不動産会社の情報をひとまとめにしたサイトのことです。
ポータルサイトは大きく分けると「収益物件専門のポータルサイト」と「一般住居用のポータルサイト」の二種類があります。
収益物件専門のポータルサイトを活用する
収益物件専門のポータルサイトで有名なものには、「楽待」「健美家」「不動産連合隊」などがあります。
これらを利用すると、条件を絞って収益物件の情報を効率的に探すことができます。
まずは以下のような条件を絞って方向性を定めるといいでしょう。
●物件タイプ(区分、一棟、戸建てなど)
●物件価格
●エリア
●築年数
●間取り
●利回り
さらに、物件の情報収集ができるだけでなく、不動産投資に関連したコラムが掲載されているサイトもあります。
これから不動産投資を始める方にとって非常に勉強になるので、すぐに覗いてみるとよいでしょう。
収益物件専門のポータルサイトのメリット
収益物件専門のポータルサイトを利用することのメリットは2つあります。
① 収益物件の情報を効率的に収集できる
収益物件を専門に扱っているので、自分の希望に合った条件を指定すれば、効率的に情報収集ができます。
また、利回りの参考となる数値が掲載されているのも特徴です。
② 数多くの収益物件を比較しやすい
条件を「お気に入り」に登録できる機能を使ったり、「似た物件」のおすすめが提案されたり、といった機能があるので比較しながら物件を検討することができます。
収益物件専門のポータルサイトのデメリット
収益物件専門のポータルサイトには、以下のようなデメリットがあります。
① 掘り出しモノ物件がすぐ売れてしまう
ポータルサイトの物件情報は各掲載業者が提供しているものです。
そのため、物件情報が掲載されるまで時間がかかってしまう場合があります。
情報をチェックしている不動産投資家のライバルも多く、当然、良い条件の物件ほどすぐに売れてしまうので、掘り出しモノ物件を手に入れることが難しいと言えます。
② おとり物件が多い
「おとり物件」と言って既に売却済であるにも関わらず、魅力的な物件で人気があるためにわざと掲載を継続させるケースがあります。
おとり物件のへ問い合わせが入った際に、業者が売りたい別の物件を紹介するという手口には注意が必要です。
このおとり物件は不動産業界で大きな問題とされていて、ポータルサイトの運営側に定期的に情報を更新するように指導が入っています。
一般住居用の不動産ポータルサイトを活用する
「SUMO」や「アットホーム」などの一般住居用の不動産ポータルサイトを利用して収益物件を探す方法もあります。
一般住居用のポータルサイトであれば、購入者が住むための物件を取り扱っているのが普通です。
しかし中には、収益物件に転用できるものもあります。
一般住居用の不動産ポータルサイトのメリット
一般住居用の不動産ポータルサイトを利用することのメリットは2つあります。
① 掘り出しモノ物件と出会いやすい
一般住居用のポータルサイトだと、なぜ「掘り出しモノ物件」と出会いやすいかというと、売主が売り急いでいるケースや、相続などで物件を手にしたものの相場を知らないというケースがあるからです。
② たくさんの物件から選ぶことができる
掲載されている物件が収益物件に限らず、広く出回っている物件なので選択肢は非常に多いです。
一般住居用の不動産ポータルサイトのデメリット
一般住居用の不動産ポータルサイトには、以下のようなデメリットがあります。
① リサーチする手間がかかる
一般住居用のポータルサイトは、収益物件専門のポータルサイトよりもはるかに物件数が多いので、たとえ条件を絞ったとしても探すのに時間がかかります。
また、利回りなどの計算も全て自分で行うためリサーチにかかる手間は大きいです。
② 入居者付けをしなければならない(オーナーチェンジ物件がない)
一般住居用のポータルサイトの売主は、基本的には住居用として住んでいた方です。
賃貸していた訳ではないので、物件を購入した段階では入居者がいません。
購入しても入居者がつかなければ収益が得られないので、一刻も早く入居者を見つける必要があります。
不動産会社で収益物件を探す
ポータルサイトで情報を探して、興味がある物件をいくつか見つけられたら、実際に不動産会社を訪問して詳細を尋ねることで収益物件を探す方法もあります。
不動産会社とは、物件売買の仲介を担当している会社です。
全国展開しているような大手の不動産会社から、地域密着型で営業している会社まで大小さまざまな規模の会社があります。
不動産会社を訪問する前には、インターネットで事前情報を集めておくと良いです。実際に不動産会社に足を運んで直接話を聞けば、担当者との面識を得られます。
たとえ興味を持てる物件がなかったとしても、あとで良い条件の物件が出た時に連絡してもらえる可能性があります。
また、訪問することで「投資物件の購入を積極的に検討している」という姿勢がアピールできれば、不動産会社の担当者側もより本気度高く対応してくれることも期待できます。
不動産会社を利用するメリット
不動産会社を利用する一番のメリットは、担当者から意見を聞くことができ、双方向のコミュニュケーションを交わせることです。
インターネット上の情報を見ているだけではわからなかった箇所について、不動産会社を訪れて直接質問すれば説明してくれるので、疑問点を解消することができます。
また、自分の希望する条件にマッチした物件がインターネット上で見つからなかったとしても、不動産会社で担当者に相談すれば希望に近い条件の物件を紹介してくれる可能性もあります。
さらに、不動産会社は地域の情報に詳しいので、物件を検討しているエリアに特化した情報についても仕入れることができます。
担当者との関係性次第では、「掘り出しモノ物件」の情報を引き出せるチャンスがあるかもしれません。
不動産会社を利用するデメリット
不動産の仲介業者の場合、業者自体が物件を所有しているのではなく、あくまでも販売の仲介を担当しているだけになります。
同じ物件をその業者以外の他社が販売してしまう可能性もあり、不動産仲介業者から物件を案内された際に、購入の決断を急かされるといったケースが考えられます。
特に、担当者がノルマに追われている場合は、やや強引とも思えるような営業を受けてしまい、何もわからない投資初心者としては断りづらい事態に陥ってしまうことがあります。
さらに、仲介を担当する会社は基本的に販売を担当するのみで、ほとんどの場合、購入後の管理運用については面倒を見てくれません。
購入後の管理を任せる会社については、自分で別途探す必要があるので覚悟した上で不動産会社を利用しましょう。
不動産情報誌や広告で収益物件を探す
投資用の物件について、インターネット上に出回っていない情報が地域内の不動産情報誌や広告に掲載されている場合があります。
インターネット上での情報収集に加えて、地域で手に入る紙広告を定期的に入手するよう心がけましょう。
不動産を所有している会社や家主によっては、インターネットへの情報掲載をあまり好まないといったことがあります。
そういったケースでは、インターネットではなく地域内の不動産情報誌や広告などに情報を掲載します。
特に、地方や都市部から離れた地域の不動産会社の場合、地元の情報誌や広告をより好む傾向があります。
このように、比較的限られた範囲で公開されている物件の情報が得られるのも不動産情報誌や広告ならではの特徴です。
インターネット上に掲載されている情報のほかに、自分自身が関心を持っているエリアの情報誌をチェックすることを習慣にしておいて、オンライン上とオフライン上のそれぞれで情報を拾いましょう。
不動産情報誌や広告を利用するメリット
不動産情報誌や広告を利用するメリットとしては、自分自身の住んでいる地域に特化したより詳細な情報が得られやすいことです。
また、こうした情報誌および広告に掲載される情報は、不動産会社が案内している情報よりも客観性が高い傾向があります。
不動産情報誌や広告を利用するデメリット
不動産情報誌や広告を利用するデメリットとして、インターネットと違って最新の情報が反映されていないことがあげられます。
情報誌や広告に掲載されている物件について問い合わせた結果、すでに売却済みだったというケースもよくあります。
また、不動産情報誌や広告は賃貸利用者に向けられることが多く、収益物件に関する情報はあまり出回っていないということも難点のひとつです。
不動産投資会社で収益物件を探す
不動産投資会社とは、投資用の収益物件を扱っている会社です。
賃貸物件を扱っていることが多い不動産仲介会社と比較して、投資家向けの情報をより多く持っており、特に不動産投資初心者は積極的に相談する価値があります。
不動産投資会社の中には収益物件を仲介するだけでなく、自社で物件の開発を手がけたうえで、物件の販売から販売後の運用までのプロセスを一貫して行なっている会社もあります。
このような会社に相談すれば、投資用に不動産を購入した後、仲介不動産会社とは別に運用を担当してくれる会社を別途探す手間が省けます。
不動産投資会社を利用するメリット
不動産投資会社が扱っている物件はインターネット上に情報が出回っていることが少なく、基本的には直接問い合わせをすることで、会社の持っている「未公開物件」のような情報を得られることが多いです。
不動産投資会社からの情報を得られるということは、インターネット上だけで情報収集している投資家に差をつけられるということでもあります。
不動産投資会社の担当者と信頼関係を築くことによって、より条件の良い物件を紹介してもらえる可能性もあります。
また、販売後の運用・管理まで担当してくれる不動産投資会社の場合、収益性の低い物件を売り出してしまうと、販売後の運用・管理のプロセスでうまくいかず、自社の運用成績の悪化を招いてしまいます。
したがって、手堅く安定した収益を求められる物件を購入したいのであれば、不動産投資会社を利用することが一番適していると言えます。
不動産投資会社を利用するデメリット
不動産投資会社自体は投資家にとってメリットが大きい存在であることは間違いありません。
しかし、同じ会社の中でも担当者の質についてはばらつきがあることもあり得ます。
不動産投資は長年に渡り担当者と付き合っていく投資商品であるため、あまり優秀ではない担当者や、誠実さに欠ける担当者にあたってしまうことは大きなリスクです。
もしも不動産投資会社とやり取りしている最中に疑問に感じる点があったら、可能な限り担当社員だけでなく上席などほかの社員に報告したうえで、ほかの意見が聞けないかどうかも確認しましょう。
ほかの不動産投資会社と相見積もりもした上で、提案内容や担当者の誠実さをより高く評価できる不動産投資会社を選ぶとよいでしょう。
収益物件を探すときに心がけること
不動産投資は物件次第で成功するかしないかが決まります。
以下の記事では、条件のよい物件を探すために、心がけておきたいことを3つあげています。
不動産投資は物件選定がすべて!物件選びで見るべき10のポイント
「(1)現地調査をする
(2)すぐに購入できるよう備えておく
(3)物件情報収集のアンテナを張っておく 」
不動産投資は結果が出るまでに何十年もの期間をかけて運営していくものです。
ほかの投資手法と比べて、緻密な計画性が求められます。
また、物件を購入する時点でどれだけ正しい知識を持っているかによって成功が大きく左右されます。
情報への感度を高め、綿密な準備をして不動産投資に取り組みましょう。
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ここまでで、不動産投資の収益物件を探す方法について理解が深まったことと思います。
収益物件を探す方法はわかったけれど、「自分で物件を購入する余裕がない」「不動産投資会社ってどうやって見つけるのかわからない」など、さらに深い疑問が湧いてきた方もいるかもしれません。
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