なぜ今、move2earnゲームの注目が高まっているのでしょうか?
その理由をmove2earnゲームのSTEPNから見てみると、単にゲームで稼げるだけでなく、独自トークンの発行と回収のゲームバランスがうまく調整されており、「長くプレイした人ほど稼ぎやすくなる」という理想的なサービスとなっているためだと言えると思います。
今回は、STEPNの現状や最新の動向、類似したアプリや今後の展開まで徹底的に解説していきます。
これからmove2earnアプリに参入しようか迷っている方はぜひ参考にされてください。
STEPNは低迷しているもの長期的な面では、参入にはいいタイミング
STEPNの現状についてさまざまな点から見ていきましょう。
現在仮想通貨市場は、低迷しており、GSTやSOLは価格が下がっているため、利益など投資効率は下がっています。
ただ、長期的に見ると、今参入するにはいいタイミングが来ているのかもしれません。
さらに、以下の点がアップデートされましたので、それぞれ情報を詳しく説明します。
●靴のバーン機能が実装
●チート対策
●ミントコスト2倍
●ミンティングクールダウン時間の変更
●ヘルスポイント機能実装
●Fusion機能
●ポイント割り振り機能
●GMT POWER-UPS機能
公式サイトから以下のようなアップデートがされました。
今後の大型アップデートとして、GMTアーニングの開始が直前に迫っている。
そこに向けてレインボースニーカー、レインボージェムの実装も予定されています。
①靴のバーン機能実装
2022年6月21日のアップデートから、靴の燃焼機能、いわゆるバーンと呼ばれるが実装されました。
この燃焼機能によって、5足の靴を合成することで、レア度が1つ上の靴を1足生み出せることになります。
さらに、属性パラメーターが通常の靴よりも20%UPするというメリットがあります。
②チート対策
STEPNではこれまでチート対策に悩まされてきました。
チートとは「運動してないのに利益を得る行為」で、運動したように見せかけて利益を得るユーザーが多いことから、「チート対策」が導入されました。
「AIによるチート対策」を導入し、STEPNによる運動後、その運動が「人間」か「bot(不正)」かを判定する機能が追加されました。
運動が「bot(不正)」と判定されると、獲得したGSTがウォレットに反映されません。
ただし、注意点として実際に自分で歩いて運動したにも関わらず、「bot判定」されることもあるようです。
③ミントコスト(醸造費用)の変更
ミントコストが、約2倍に変更されており、
Mint 0同士のミント費用は、「360GST+40GMT」です。
アップデート前は200GSTだったところが、約2倍に高騰してしまいました。
ただし、これは長期的にみた供給の制限による価値を上げるための運営側の対策とも言えます。
④ミント後のクールダウン期間の変更
さらに、ミント後のクールダウン期間が、48時間(2日)から72時間(3日)に変更されました。
ミントをするために、「ミントスクロール」というアイテムが必要になりました。
「ミントスクロール」は、歩くことでドロップするミステリーボックスから入手できます。
⑤ヘルスポイント機能実装
最後にヘルスポイントという機能が実装され、Game-Fiシステムページの下にHPシステムを追加されました。
これは靴を履いて歩くと減るパラメーターで、いつもRepair(リペア/修理)している耐久値(Resilience)とは別のパラメーターです。
メイン画面では数値は確認できず、裏でこっそり減っていくパラメーターなので注意が必要です。
⑥Fusion機能
Aという靴のステータスのベース値を、Bという靴を燃やす(バーンする)ことで上げる機能です。
⑦ポイント割振り機能
割り振ってしまっているステータスポイントを、GMTを消費することで再割振りできる機能
⑧GMT POWER-UPS機能
GMTを消費することで、以下のことができる機能です。
(1)mint時の双子発生率UP
(2)シューズボックスから上位のレアリティの靴を獲得できる確率UP
(3)GEMの合成成功確率UPができる
いま注目のmove2earnサービス3つご紹介!
STEPNのアップデートは行われていますが、全体的には仮想通貨市場の低迷により、下火になっていることは否めない状態です。そんな中、STEPNのようなmove2earnのサービスが続々誕生しています。
第2のSTEPNと呼ばれているアプリは、盛り上がりを見せており、中でもmove2earnモデルに類似した人気の3つのアプリをご紹介したいと思います。
それが以下の3つのアプリです。
●Fitmint
●Walker
●Alge
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①Fitmint
Fmintは、2021年8月に誕生したCryptonuke社が開発したmove2earnサービスアプリです。
このFitmintは、数あるmove2earnアプリの中でも非常に注目度が高く、第2のSTEPNになると期待されています。
概要は以下の通りです。
ゲーム名:Fitmint
スマホ:IOS、Android
プラットフォーム:Solana
Fitmintは、GenopetsSTEPNやGenopetsといったアプリと同じく、運動(ウォーキング等)することでトークンを稼げます。
②Walken(ウォークン)
Walken(ウォークン)も同様に歩いて仮想通貨を稼げるゲームアプリです。
かわいいペットのNFTを歩いて育てて、他プレイヤーのペットと簡単な対戦をすることで仮想通貨「WLKN」を獲得できます。
この仮想通貨「WLKN」は暗号資産取引所で日本円に交換することができるので、歩いて稼ぐことができるというわけです。
ゲーム名:Walken
スマホ:IOS、Android
プラットフォーム:Solana
③Aglet(アグレット)
登場するスニーカーは他のアプリと違って実在のブランドのもの。
「Adidas」や「New Balance」など誰もが知っているブランドのスニーカーNFTを手に入れることができます。
また、スニーカーNFTの中には実物と交換できる権利があるものもメリットです。
Treasure Stashと呼ばれるポイントに訪れる抽選で実物のスニーカーがもらえることもあるとのことです。
概要は以下の通りです。
ゲーム名:Aglet
アプリ:IOS、Android
プラットフォーム:イーサリアム(予定)
いまのところ、move2earnではありませんが、独自トークンを発行していることや無料で始められること、なにより実際のスニーカーブランドを採用している点は注目に値します。
今後のmov2earnは長期的なユーザーとの関係づくりがポイント
では、最後に今後のアプリの課題について考えてみましょう。
ポイントは以下です。
現状のmove2earnの具体的な問題点として、以下の2つが挙げられています。
①収益源がユーザーがNFTを購入する際の売上とその二次流通の手数料の2つしかない
②参入したユーザーが原資回収を真っ先に考えていること
メリットが現状NFT を保有することのみとなっている点と短期的な利益回収のために、アプリを始めるユーザーの存在が大きな課題となっています。ゲームとしての魅力を向上し、健康促進などの通貨的な側面以外での価値を高めることを進めつつ、それにより、短期的な利益を求めるユーザーをどれだけ長期的なユーザーに移行できるかが問われます。
また、その上で重要となるのが、収益化以外のデジタル資産の価値です。
実際の現実世界で交換性があるとなお価値がつきやすくなるため、そのようなサービスを展開していくことが必須になることでしょう。
今後のmove2earnアプリがどのように長期ユーザーを獲得し維持していけるのか、動向に注目です。