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イーサリアムの大型アップグレードShanghai (シャンハイ)とは

2023.03.07

コラム記事77のメイン画像 ブロックチェーン

仮想通貨市場で今後注目されるイベントとして、今年3月に行われるイーサリアムの大規模アップデート「シャンハイ」があります。イーサリアムは市場2番目の時価総額を誇る仮想通貨であるため注目が集まっています。この記事では「シャンハイ」アップグレードで何が起こるのかを解説します。


この記事の目次

大規模アップグレード「Shanghai(シャンハイ)」とは


ETHのバリデーターとは


「Shanghai(シャンハイ)」の目的


シャンハイの他のメリット


シャンハイ後のイーサリアムはどうなるのか


大規模アップグレード「Shanghai(シャンハイ)」とは

イーサリアムブロックチェーンでは2023年3月に「Shanghai(シャンハイ)」と名付けられた大規模アップグレードが実行されます。

イーサリアムの大規模アップグレードは2022年9月にPoS(プルーフ・オブ・ステーク)システムに移行した「Merge(マージ)」以来となります。

 

アップグレードが完了すると、1650万ETH(3兆3,000億円相当)にものぼるステーキング(預け入れ)されたイーサリアム(ETH)が、ネットワーク維持に貢献するバリデーターが引き出すことが可能になります。

 

ETHのバリデーターとは

バリデーターとはデータの保存、トランザクションの処理、ブロックチェーンへの新しいブロックの追加を担当するPoSシステムのノードのことです。

バリデーターソフトウェアを起動するには、32ETH(約640万円)をステーキングすることが義務付けられています。

 

ステーキングされたイーサリアムは宝くじのように機能します。

バリデーターがステーキングするイーサリアムが多ければ多いほど、取引の次のブロックの検証作業に選ばれやすくなり、ネットワーク報酬を獲得できる可能性が高くなります。

年利だと4%〜6%のステーキング報酬を受け取ることができると言われています。

 

しかし、ステーキングするイーサリアムと報酬として獲得するイーサリアムは、その後のアップデートまでロックアップされることになっていました。

今回のアップグレードにより、バリデーターはついに自らのイーサリアムを手にすることができます。

 

実際に、「シャンハイ」アップグレードの見通しが立つにつれて、イーサリアムのステーキング規模は拡大しています。

データサイトBeaconScanによると、PoSバリデーター数は50万件を突破しており、前回の大型アップグレード「Merge」完了時(2022年9月15日)の42.8万件から16%拡大しています。

 

 

「Shanghai(シャンハイ)」の目的

バリデーターは獲得した報酬を手にすることを望んでおり、市場の不確実性のために自らの資産を安全なところでコントロールしたいと考える可能性もあることから、バリデーターのイーサリアムの引き出しを可能にすることがシャンハイの主な目的です。

 

しかし、ロックアップされた資産の引き出しだけでなく、PoSブロックチェーンは運用を開始してからも、まだ完全にその本領を発揮していません。

ブロックチェーンは適切に機能しているにもかかわらず、イーサリアムを運用し続けるために、バリデーターたちは自らの資産をロックアップしなければなりませんでした。

 

ステーキングされたイーサリアムを解放することで、ステーキングする人たちは自らの資産をコントロールし、獲得した報酬の扱いも自ら決断できるようになります。

 

ステーキングの解除にかかる時間は「どれくらいの人がステーキングを解除するかによって決まる」とイーサリアム財団の開発者マリウス・バン・デ・ウィジュデン(Marius Van Der Wijden)氏は語っています。

 

ステーキングはイーサリアムブロックチェーンとそこでトレーディングをする人に新たな可能性を開くものであり、すべてのバリデーターがイーサリアムブロックチェーンを抜ける可能性は小さいと考えられます。

 

イーサリアムの引き出しを間近に控え、トレーダーたちは市場の動きに注目しています。

ステーキングされたイーサリアムが引き出され、大きな売り圧力が生じると考えるトレーダーがいる一方で、シャンハイはさらなるステーキングを促し大きな売りにならないと考えるトレーダーもいます。

 

シャンハイアップグレード実行後、すぐに引き出し可能となる報酬は約100万ETH(約200億円)と言われています。

トレーダーは、イーサリアムがすぐに売りに出されて、イーサリアム価格が下落してしまうことになるのかを注視することになりそうです。

 

シャンハイの他のメリット

シャンハイによるアップグレードはバリデーターのイーサリアムの引き出しが可能になるだけでなく、他にもメリットがあります。

それは、イーサリアムのガス代(取引手数料)に関するものです。これまで、アクティビティが盛んな時にガス代が高騰することがあり、開発者たちはガス代を抑制するメカニズムを加えようとしています。

 

バリデーターや開発者が使うソフトウェア「COINBASE」アドレスに、より低いガス代でアクセスすることを提案しています。

これにより、MEV(最大抽出可能価値:Maximal Extractable Value)や他のユーザーエクスペリエンス(UX)が改善されるとコンセンシス(ConsenSys)のプロダクトマネージャー、マット・ネルソン氏(Matt Nelson)は語っています。

 

「このEIP(※編集部注 イーサリアム改善提案)は、COINBASEアドレスにアクセスするコストに関して、従来の見落としを是正し、ユーザーや新しいユースケースをもたらす開発者にさらなるメリットを与える」(ネルソン氏)

 

他にもシャンハイアップグレードにおいて、以下の改善提案がされています。

 

・開発者のガス代を下げるコード「Push0」を作成する。

・スマートコントラクトのために開発者が使うコード「initcode」とやり取りする際の開発者向けのガス代に上限を設ける。

・「SELFDESTRUCT」と呼ばれるコードについて開発者に警告し、非推奨とする。ガス代低減にもつながる。

 

 

シャンハイ後のイーサリアムはどうなるのか

シャンハイによってこれまでロックアップされていたイーサリアムの引き出しが可能になります。

これによってシャンハイ前後の期間にはイーサリアムの価格は乱高下することが予想されます。

しかし、中長期的に見ると、イーサリアムをステーキングすることの資金拘束がなくなることやガス代が抑制されることなどのメリットを見るとイーサリアムの価値は高まっていくのではないかと考えています。

 

 

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