不動産クラウドファンディングの特徴とメリット
不動産クラウドファンディングの主な特徴とメリットは以下の4つです。
(1)少額投資・分散投資が可能
(2)投資家保護の仕組みがある
(3)比較的短期間の投資もある
(4)不動産の管理や運用の手間がかからない
それぞれの特徴とメリットについて1つずつ詳しく解説します。
(1)少額投資・分散投資が可能
多くの不動産クラウドファンディング業者では、1万円という少額からの投資が可能です。
投資する額が少なければ、大幅な損失が生まれにくくなります。
また、不動産クラウドファンディングでは分散投資も可能です。
例えば100万円を20万円ずつ5か所に投資することで、1か所で損失が出ても他の4か所で少しずつ利益が生まれれば、トータルの損失を少なく抑えられます。
(2)投資家保護の仕組みがある
不動産クラウドファンディング最大の特徴は、多くの不動産クラウドファンディング業者で投資家保護の仕組みである「優先劣後方式」が採用されていることです。
優先劣後方式では、投資家を「優先出資者」、不動産クラウドファンディング業者を「劣後出資者」として扱います。
運用で損失が発生した際には、劣後出資者である不動産クラウドファンディング業者の出資金から先に損失を補填する仕組みです。
例えば、劣後出資者の出資金が500万円だった場合、不動産運用で300万円の損失が出ても、劣後出資者の出資金から300万円の損失を補填します。
そのため、優先出資者である投資家は損失を被りません。
ただし、上記のケースで劣後出資者の出資金額を超える600万円の損失が出た場合、劣後出資者の出資金から100万円がまかないきれません。
その際には、投資家の出資金から補填されるため、損失リスクがゼロではない点に注意が必要です。
とはいえ、大幅な損失が出ない限り、投資家が損失を被る確率は比較的低いのがメリットです。
(3)比較的短期間の投資もある
一般的な不動産投資の場合、資金を回収するまでに5~10年と運用期間が長期にわたる一方で、不動産クラウドファンディングは比較的短期間での投資が可能です。
短期のもので3か月~1年、長期のもので2~3年という運用期間が目安です。
一般的な不動産投資のように長期間手元にお金がないといった不安要素が少なく、結果が出るのも早いため、投資を始める心理的ハードルが低い傾向にあります。
投資を開始してから5年間資金を回収できるか分からないという投資方法より、3か月で資金が回収できる・できないが明確になる投資方法のほうが、投資家初心者の方でも始めやすいのが特徴です。
(4)不動産の管理や運用の手間がかからない
不動産クラウドファンディングでは、不動産の管理や運用はすべて不動産クラウドファンディング業者側で行われます。
投資家は出資金を振り込んだあとは、管理や運用などを一切する必要がありません。
不動産クラウドファンディング業者は不動産管理・運用のプロです。過去の実績やノウハウを活かして、不動産の適切な管理・運用が期待できます。
不動産クラウドファンディングにおいて投資家は出資金を振り込んだあと、不動産クラウドファンディング業者に不動産の管理・運用を任せ、分配金が振り込まれるのを待つのみです。
不動産クラウドファンディングの4つのメリットと5つのデメリットについて解説した、こちらの記事も合わせてお読みください。
不動産クラウドファンディングの4つのメリットと5つのデメリット
不動産クラウドファンディングで100万円を投資すると儲かるのか
不動産クラウドファンディングの想定利回り(=出資金額に対して期待されている利益の割合)は、3~8%程度といわれています。
ですので、不動産クラウドファンディングで100万円を投資した場合、年間で3~8万円の利益が期待できます。
その利益は銀行預金に比べるとその差はとても大きいです。
他の投資に比べると、優先劣後方式があるなど、比較的低リスクで安定した利益を得られると考えられます。
投資初心者の方、その中でもまずは1年間挑戦してみる、という方にはぴったりです。
具体的な物件が見える不動産クラウドファンディングだと投資の実感もわきやすいので、投資とちょっと距離を感じている方にも向いているはずです。
おすすめの不動産クラウドファンディング業者3選
おすすめの不動産クラウドファンディング業者を3社紹介します。
(1)えんfunding
えんfundingは、福岡市エリアの不動産に特化した不動産クラウドファンディング業者です。
エンクレストシリーズをはじめとする人気のデザイナーズマンションへの投資ができます。
福岡は不動産投資において人気のエリアであり、今後も不動産投資需要は高まっていくことが予想されています。
例えば、東京の不動産へ投資を行いつつ、福岡の不動産にも投資するといった地方への分散投資としても活用可能です。
えんfundingは、創業30年の実績を持つ大手不動産会社が運営しており、培われたノウハウを活かしての不動産運用が行われるため安心です。
また、1口1万円から投資でき優先劣後方式も採用されています。
投資初心者の方にもハードルが低く、安心して投資を始められます。
注目の成長都市「福岡」に」特化したえんfundingについてはこちらの記事でも詳しく紹介しています。
福岡市特化型の不動産投資クラウドファンディング「えんfunding」ってどんな投資?事業者に聞いてみた。
(2)COZUCHI
COZUCHIは、高い想定利回りが設定されているファンドを多数取り扱う不動産クラウドファンディング業者です。
想定利回りの上限がなく、なかには想定利回りが10%を超えるようなファンドも提供しています。
取り扱うファンドの運用期間は短期から長期まで幅広く、毎月複数のファンドが組成されているため、投資の機会が多い点も特徴です。
ただし、想定利回りが高い点や選べるファンドの種類が多い点から人気が高く、抽選型のファンドでは倍率が10倍を超えることも珍しくありません。
投資したい不動産を見つけても抽選に外れて投資できない可能性も考えられますので、1つだけでなく複数のファンドに応募することがおすすめです。
(3)FUNDROP
FUNDROPのサービス会社は1999年設立で、信頼性の高い不動産クラウドファンディング業者です。
申込や本人確認がすべてオンラインで完結するため、手軽にスタートできます。
中長期保有のファンドはもちろん、短期運用のファンドを豊富に取り扱っている点が特徴的です。
短期運用のファンドのなかにも高利回り案件が多数あるため、短期間で高いリターンを狙いたいという人に向いています。
居住用賃貸住宅の運用をメインとしており、安定した収益が確保できる点もFUNDROPならではの魅力です。
不動産クラウドファンディング業者の選び方
不動産クラウドファンディング業者を選ぶ際のポイントとしては、以下の4点が挙げられます。
●メインに取り扱う不動産の種類は何か
●キャピタルゲインとインカムゲインのどちらを重視しているか
●共有されているファンド数が豊富か
●投資先の不動産情報が十分に開示されているか
不動産クラウドファンディングでは、居住用不動産以外にも店舗や事務所向けの不動産も取り扱います。
居住用賃貸住宅であれば家賃収入が安定している点がメリットで、ホテルや商業施設用不動産であれば景気によって高い利回りが期待できる点がメリットです。
また、不動産を売却した際に発生する利益(=キャピタルゲイン)と、賃料収入などの安定した収益(=インカムゲイン)のどちらを重視しているかも確認しましょう。
キャピタルゲイン重視のファンドであれば短期運用のものが多く、インカムゲイン重視のファンドは中長期運用のものが多い傾向にあります。
ファンド数が多ければ多いほど希望の条件に合う不動産を見つけられる可能性が高まるため、供給しているファンド数の多い不動産クラウドファンディング業者を選ぶことが大切です。
不動産情報は、実際に投資する不動産を見極める際に必要となるため、以下の情報が開示されているかを確認しておきましょう。
▼必要な不動産情報
・住所 ・築年数 ・面積 ・施工会社 ・収支シミュレーション ・運営会社 ・運営会社の財務状況 |
不動産クラウドファンディングは少額投資でも可能
100万円を1つのファンドに投資すると、年間で約3〜8万円の利益が期待できます。
より安全に不動産投資をしたいならば、20万円を5つのファンドに投資する分散投資や、まずは1万円から投資する少額投資も可能です。
自分に最適な不動産クラウドファンディング業者を見極め、自分のペースで不動産クラウドファンディングを始めましょう。
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特典提供元:株式会社えん