そもそも「デザイナーズマンション」とは
そもそもデザイナーズマンションとは、デザイナーや建築家が決めたコンセプトに従って設計・建築されたマンションを指します。
ただし、法律的に明確な定義はなく、デザイナーズマンションと呼ばれる基準は曖昧なため、一言でデザイナーズマンションといってもデザインや設備はマンションによってまったく異なります。
例えば、福岡のデザイナーズマンションである「エンクレストシリーズ」は、資産価値の高い立地にくわえ、外観デザインや室内プランにもこだわっている点が特徴です。
このように、明確な定義はないものの、一般的なマンションに比べてコンセプト・デザイン・構造などにこだわって建てられたものが、一般的にデザイナーズマンションと呼ばれています。
なお、以下の記事では、エンクレストシリーズについて詳しく解説しています。デザイナーズマンションのイメージを固めたい方やエンクレストシリーズを詳しく知りたい方は、ぜひご覧ください。
2040年まで人口増加する福岡の選ばれている投資物件エンクレスト!その実績を深堀り!
デザイナーズマンションへの投資が儲からないといわれている4つの理由
デザイナーズマンションには「空室リスクが低い」「資産価値が高い」といったメリットがあり、実は投資に向いているのです。
しかし、なぜデザイナーズマンションは投資に向かない、儲からないといわれているのでしょうか。
その理由には以下の4つが挙げられます。
(1)マンションのデザインが万人受けするとは限らない
(2)トレンドの影響を受けてしまった
(3)入居者となるターゲットが絞られてしまった
(4)劣化や損傷が早かった
それぞれの理由について詳しくみていきましょう。
(1)マンションのデザインが万人受けするとは限らない
デザイナーや建築家が決めたコンセプトをもとに設計・建築されるデザイナーズマンションには、一般的なマンションに比べると特徴的なデザインを採用していることがあります。
そのため、入居希望者の全員がそのデザインを気に入るかは分かりません。
結果として、「立地はよいがデザインが気に入らない」と判断される可能性があります。
ただし、デザイナーズマンションといっても突飛なデザインを採用したものばかりではありません。
むしろ、しっかりとしたコンセプトがあり、暮らしやすさに十分な設備を備えたものが大半なため、実際には入居希望者からも人気が高く、空室リスクは低い傾向にあります。
(2)トレンドの影響を受けてしまった
トレンドに合わせて設計されたタイプのデザイナーズマンションは魅力的ですが、そのトレンドがいつまで続くかは分かりません。
トレンドにだけ合わせて突飛なデザインを採用したマンションは、数十年後にかえって「ダサい」と捉えられる可能性があります。
しかし、長い間人気となっているブランドのデザイナーズマンションは利用者の声を受けてデザインされており、見た目がよいだけでなく、設備の使いやすさにもこだわっている点が特徴です。
構造自体も一般的なマンションに比べてしっかりしている場合が多くあります。
トレンドの影響を受けず、利用者の声を反映したデザインが採用されているデザイナーズマンションであれば、入居希望者からも選ばれやすく、投資にも最適です。
(3)入居者となるターゲットが絞られてしまった
デザイナーズマンションは、一般的なワンルームマンションに比べて賃料が高く設定されるため、「ある程度の所得がある人向け」というようにターゲットが絞られてしまいます。
例えば、賃料の安い物件では収入が少ない学生の入居率が高くなります。
しかし、賃料が安いだけの物件は、入居者層にも課題が出やすい点がデメリットです。
なかにはマナーが悪い入居者もいて、夜中に騒いでいるといったクレームが発生しかねません。
一方デザイナーズマンションには、他のマンションに比べて賃料が高くてもよいものを選ぼうと考える入居者が多い傾向です。
「清潔に保たれやすい」「マナーのよい入居者が多い」といったメリットがあります。
また、デザイナーズマンションはブランドイメージがよく、「あのブランドなら安心」というようにブランドの知名度や信頼に魅力を感じ、入居者が集まる点も魅力です。
一見入居者となるターゲットが絞られるように感じるデザイナーズマンションですが、実際には入居者が集まりやすいため、家賃収入が得やすくなり、投資に向いているといえます。
(4)劣化や損傷が早かった
デザイナーズマンションのなかにはデザインを重視しているばかりに、劣化や損傷の早い物件がみられます。
例えば、デザイナーズマンションによく採用されているコンクリート打ちっぱなしの物件は、洗練された雰囲気があり、高い人気を誇ります。
しかし、コンクリート打ちっぱなしの構造は、建物の骨組み部分がむき出しになっている状態のため、劣化や損傷が早く、維持や修復にかかるコストがかさむ可能性があり、注意しなければなりません。
中古のデザイナーズマンションへの投資を検討しているのであれば、最初に劣化や損傷がないかを注意深く確認することが大切です。
ただし、デザイナーズマンションの多くはブランド管理の観点を重視しています。
劣化や損傷があればすぐに対応するなど、万全な体制のもと管理されているのが特徴です。
そもそもデザイナーズマンションは一般的なマンションより構造がしっかりしていることも多く、実際には劣化や損傷が少ない傾向にあります。
「デザイナーズマンション=劣化や損傷が早い」というわけではありません。
劣化や損傷のスピードは物件によって異なることを念頭に置き、投資する物件を見極めることが大切です。
デザイナーズマンションへ投資を行う3つのメリット
デザイナーズマンションへ投資を行うメリットとして、以下の3つを解説します。
前章では儲からないと言われている理由を解説しましたが、投資するメリットをインプットすることで、より不動産投資の理解が深まります。
ぜひ最後までご覧ください。
(1)高い家賃を設定しやすい
(2)長期の入居を見込みやすい
(3)デザイナーズマンションならではの魅力がある
(1)高い家賃を設定しやすい
デザイナーズマンションは、一般的な賃貸物件よりも高い家賃を設定しやすいというメリットがあります。
その理由は、物件自体にデザイン性や希少性があるためです。オシャレな空間に住みたいというニーズは年々高まっており、内装や外観にこだわった物件には自然と入居希望者が集まります。
とくに都心部では、他と差別化された住まいを求める人が多く、相場より家賃が高くても選ばれるケースが多いです。
また、デザインの良さは築年数が経っても価値が落ちにくいため、高めの家賃を維持しやすくなり、収益性の高い投資を実現するうえで、大きな強みになるでしょう。
(2)長期の入居を見込みやすい
デザイナーズマンションは、入居者の満足度が高く、長期入居が見込みやすいという特徴があります。
理由としては、外観や内装のデザインに加え、間取りや設備面でも快適性が重視されているため、居心地が良く、引っ越しの必要性を感じにくくなるためです。
特に住まいにこだわりを持つ層は、満足すれば長く住み続ける傾向があり、結果的に空室リスクを下げることにつながります。
退去が少なければ、クリーニングやリフォームの手間・費用も減らせます。
安定した家賃収入を得るうえで、「長く住みたい」と思ってもらえる物件であることは、大きなアドバンテージです。
(3)デザイナーズマンションならではの魅力がある
デザイナーズマンションには、他の物件にはない独自の魅力があり、競争力のある投資対象となります。
建築家やデザイナーが手がけることで、唯一無二のデザインや開放的な空間、洗練された内装が実現されており、これらは一般的な賃貸物件ではなかなか味わえない要素です。
特に感度の高い若い層からの支持が強く、SNSなどでの発信にも適していることから、自然と物件の人気も高まります。
また、空室対策や入居者の質の向上にもつながり、長期的な資産価値の維持にも効果的です。
リノベーションの自由度が高い物件であれば、将来の資産活用の幅も広がります。
デザイナーズマンションへの投資を成功させる5つのコツ
デザイナーズマンションへの投資を成功させるコツには、以下の5つが挙げられます。
(1)突飛ではない良いデザインを選ぶ
(2)エリアを見極める
(3)機能性や居住性も重視する
(4)メンテナンスのしやすさを確認する
(5)事業者の実績を確認する
それぞれのコツについて詳しく解説します。
どのようなデザイナーズマンションへ投資するとよいのか理解して投資を成功させましょう。
(1)突飛ではない良いデザインを選ぶ
デザイナーズマンションは、多くの入居希望者がよいと思えるデザインを採用している物件ばかりです。
しかし、なかにはトレンドを重視して突飛なデザインが採用されている物件もあり、注意して見なければなりません。
例えば、キッチンの棚の色に原色の赤を採用している場合、デザインとしてはポップで明るい印象を与えます。
その反面、「キッチンが部屋に馴染んでいない」と入居希望者からは人気が出ない可能性があります。
トレンド重視の突飛なデザインではなく、多くの入居希望者がよいと思えるデザインが採用されている物件を選ぶのが重要です。
(2)エリアを見極める
デザイナーズマンションは一般的なマンションと比較して賃料が高く設定されるため、ある程度所得のある人がターゲットです。
そのため、ターゲットがどのようなエリアを好むかを見極める必要があります。
例えば、収入の少ない学生が多く住むエリアや、居住性を重視するファミリー層が集まるエリアは避けた方がおすすめです。
また、デザイナーズマンションは全国各地で提供されていますが、なかでもおすすめのエリアが「福岡」です。
福岡で人気のデザイナーズマンション「エンクレストシリーズ」は、2025年2月までの年間平均入居率が99.751%です。
2018年から年間平均入居率が99%を下回ったことがないほど、安定的にほぼ100%の入居率を実現しています。
さらに、福岡市では単身世帯(一人暮らし世帯)が世帯数全体の約半数を占めています。
福岡は単身世帯が多くデザイナーズマンションの需要が高いため、デザイナーズマンションへ投資する際のおすすめのエリアです。
出典:株式会社えん賃貸管理「事業内容」
出典:福岡市「単独世帯が一般世帯の約半分」
なお、以下の記事では、入居率の計算方法や入居率の高い物件を紹介できる管理会社選び、どんな物件が入居率が高いのかを詳しく解説しています。こちらの記事も合わせてご覧ください。
不動産投資は「入居率」が鍵!高入居率物件といい管理会社の選び方
(3)機能性や居住性も重視する
デザインだけでなく、機能性や居住性も兼ね備えたデザイナーズマンションは、入居者がより見つかりやすい傾向があります。
例えば、外観デザインが優れたデザイナーズマンションと、外観デザインだけでなく、住みやすさを重視した室内プランや、断熱・防音に優れた外壁構造が採用されているデザイナーズマンションでは、後者のほうが圧倒的に高い人気を集めます。
入居者から選ばれる条件としては主に以下の3点があります。
デザイナーズマンションへ投資する際は、マンションのデザインだけではなく、機能性や居住性の面から人気の設備が採用されているかなどを確認しましょう。
(4)メンテナンスのしやすさを確認する
デザイナーズマンションで特殊な構造が採用されていると、維持や修繕にコストがかさむ可能性があります。
メンテナンスはデザイナーズマンションに限らず必須となるため、「メンテナンスはしやすいか」「メンテナンスにかかるコストはどのくらいか」を事前に確認しておきましょう。
不動産会社によっては、入退去時に徹底したメンテナンスやハウスクリーニングを行っています。
標準設備のニーズは数年で変わることから、入退去時のニーズに合わせた設備へグレードアップするケースもみられます。
このように、メンテナンスのしやすさにくわえて、不動産会社や管理会社がメンテナンスに関するサポートを行っているかも確認しておくことが大切です。
なお、以下の記事では、ワンルームマンション投資にかかる費用を詳しく解説しています。デザイナーズマンションで発生する費用の参考になりますので、ぜひご覧ください。
ワンルーム投資にはどんな費用がかかる?費用の内訳と抑え方を解説
(5)事業者の実績を確認する
デザイナーズマンションを提供している事業者が長年の実績を誇っている場合、そのデザインは多くの人に愛されている証拠です。
その事業者がどのような実績を持っているかを確認しましょう。
事業者の実績は、事業者のホームページやデザイナーズマンションを紹介しているポータルサイトなどを確認してみてください。
事業者のホームページでは、過去の入居率や実際に採用しているデザイン・設備を確認可能です。
一方のポータルサイトでは、実際の入居者の口コミが掲載されており、リアルな声を知ることができます。
このように、事業者の実績を多角的に確認したうえで、投資するデザイナーズマンションを選びましょう。
リスクを抑えたいなら不動産クラウドファンディングがおすすめ
不動産クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の投資家から資金を募り、集まった資金をもとに事業者が不動産を購入・運用する投資方法の一種です。
実際に物件を購入する現物不動産投資の場合、最低でも1000万円前後が必要で、デザイナーズマンションとなると相場も高くなる傾向があります。
投資額が大きくなるほど、損失リスクも高まるのが一般的です。
また、現物不動産投資では、投資家が物件を管理・運用しなければなりません。
専門の業者に依頼するとさらにコストが発生します。
一方の不動産クラウドファンディングであれば、1口1万円から投資可能なため、もし損失を被った場合でも、投資額が小さければ損失も最小限に抑えることが可能です。
不動産クラウドファンディングでは、投資家は不動産の運用や管理に直接携わることはありません。
運用終了後に得られた利益を、投資額に応じて分配金を受け取るのみです。
数か月で結果が分かる短期運用のファンドを扱っている事業者も多く、短期運用であれば「トレンドが変わってデザインがダサくなった」といったデザイナーズマンションならではの不安を解消できます。
デザイナーズマンションへの投資でできる限りリスクを抑えたい方は、現物不動産投資ではなく、まずは不動産クラウドファンディングから始めてみるのがおすすめです。
不動産クラウドファンディングについてはこちらの記事をご覧ください。
少額で始められる不動産投資の不動産クラウドファンディング!そのデメリットとは?
不動産投資が初めての方は「えんfunding」
デザイナーズマンションへの投資は一般的に「向いていない」「儲からない」と思われがちです。
しかし、デザイナーズマンションは入居率や資産価値が高く、決して儲からないわけではありません。
ただ、マンションを購入して運用するとなると、リスクが大きかったりコストがかかったりするなど、不動産投資初心者の方にとって不安な点が多くあります。
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