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不動産クラウドファンディングと現物・J-REITの違いとは?

2022.06.03 (最終更新:2025.12.12)

コラム記事9のメイン画像 不動産クラウドファンディング

「不動産投資」と聞くと、なんだか難しそう、高額な資金が必要になりそうと思っていませんか。 しかし、不動産クラウドファンディングは少額から投資をはじめられるため、初心者にもおすすめできるのです。 本記事では、不動産クラウドファンディングをはじめるメリットや、他の不動産投資との違いまでくわしく解説していきます。 また、不動産クラウドファンディングのおすすめポイントもご紹介しています。


不動産クラウドファンディングとは?

不動産クラウドファンディングとは、インターネットを介して複数の投資家から少額ずつ資金を調達し、不動産の購入や運営を行い、得られた利益に応じて分配金が受け取れる投資手法のことです。

 

2017年に法律が改正されたことで、インターネットを通じた不動産投資が行えるようになり、不動産クラウドファンディングという新しい手法が誕生しました。

 

不動産クラウドファンディングの主な特徴は以下の3点です。

 

●1万円から投資できる

●すべての手続きはインターネットのみで完結できる

●物件管理、運用はプロが行う

 

少額から投資をはじめたい初心者だけではなく、得られた分配金を再投資して複利運用が可能なため、投資上級者にもおすすめしたい投資手法です。

比較的新しいサービスですので、しっかりと理解されていないことも多々あります。

 

 

以下の記事では、不動産クラウドファンディングについて詳しく解説しています。初心者にもわかりやすい内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

 

いま注目の不動産クラウドファンディングの仕組みとは?他の投資との比較やメリットも徹底紹介
いま注目の不動産クラウドファンディングの仕組みとは?他の投資との比較やメリットも徹底紹介 

 

 

不動産クラウドファンディングと他の不動産投資との違い

不動産投資には大きく分けて3つの手法があります。

 

●不動産投資クラウドファンディング

●現物不動産投資

●J-RIET(不動産投資信託)

 

不動産クラウドファンディングが他の不動産投資と何が違うのかを明確に理解しておきましょう。

主な違いを以下の表にまとめました。詳細を解説していきます。

 

不動産クラウドファンディングと他の不動産投資との違い

 

 

現物不動産投資との違い

アパートやマンションそのものを購入し、家賃収入や売却益を得る手法です。

 

不動産クラウドファンディングとの違いは以下のとおりです。

 

●投資可能金額が違う: 不動産クラウドファンディングは1万円からですが、現物は数百万〜数千万円の資金(または銀行ローン)が必要です。

●手間がかかる: 入居者対応や修繕の手配など、経営者としての管理業務が発生します。

●資産として残る: 将来的に家族に資産(土地や建物)を残せるのは、現物ならではのメリットです。

 

現物不動産投資がおすすめな方の特徴は以下のとおりです。

 

●資産を充実させたい人

●現金以外の資産を残したい人

 

なお、現物不動産の種類についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

会社員には不動産投資がおすすめ!4つの理由とおすすめの投資方法を3つ解説会社員には不動産投資がおすすめ!4つの理由とおすすめの投資方法を3つ解説

 

 

J-REITとの違い

J-REIT(ジェイ・リート)は、多くの投資家から資金を集めて不動産を運用する「不動産投資信託」です。 仕組みはクラウドファンディングと似ていますが、証券取引所で売買される点が決定的に異なります。

 

不動産クラウドファンディングとの違いは以下のとおりです。

 

●現金化が速い: 株式のように市場が開いている時間はいつでも売買できます。「今日売りたい」と思ったらすぐに現金化可能です。

●価格変動が激しい: 毎日価格が変わるため、暴落のリスクもあります。不動産クラウドファンディングは運用期間中の価格変動が原則ないため、精神的に安定しています。

●物件は選べない: 不動産クラウドファンディングは「このマンションに投資」と選べますが、J-REITは複数の物件がパッケージ化されているため、特定の物件を選べません。

 

J-REITがおすすめな方の特徴は以下のとおりです。

 

●株式投資の経験があり、チャートを見るのに慣れている人

●いつでも売買できる「流動性」を最優先したい人

 

 

なお、J-REITについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

不動産クラウドファンディングとREIT(リート)の違いや向いている人の特徴を解説!

不動産クラウドファンディングとREIT(リート)の違いや向いている人の特徴を解説!

 

不動産クラウドファンディングのメリット3選

不動産クラウドファンディングのメリットは主に以下の3点です。

 

(1)少額から始められる

(2)手間がかからない

(3)社会貢献できる

 

ひとつずつ解説します。

 

 

(1)少額から始められる

不動産クラウドファンディングの一番のメリットは、少額から投資が行えることです。

ファンドやサービスの多くで1口1万円から投資ができ、投資初心者でも気軽にはじめられます。
複数の不動産に分散して投資を行えばリスクを軽減しながら資産を増やしていくことも可能です。

配当金の状況を実際に確認してからまとまった金額を投資したり、不動産クラウドファンディングで得た配当金を他の投資へ充てるなど、分散投資のスタートが切りやすくなります。

 

 

(2)手間がかからない

不動産の管理・運営には、物件の購入やリフォーム、入居者の募集など資金面や手続きで投資家に大きな負担がかかります。

不動産クラウドファンディングならファンドやサービスの事業者が管理・運営を行ってくれるので、投資家は時間も手間もかかりません。

 

 

(3)社会貢献できる

投資は資産の増加や税金対策だけではなく、社会貢献にも繋がります。

投資する物件を選べる不動産クラウドファンディングであれば、災害復興や環境問題を解決するプロジェクトにも間接的に貢献できるのです。

多額の資金が必要となる投資物件でも、多くの投資家が集まり、プロジェクトが成功すれば不動産業界だけではなく、地域の活性化など幅広い影響をもたらします。

投資した不動産は長期的に運用されていきます。
自身の投資した物件が長く社会の役に立つことは、投資家にとって大きなメリットとも言えるでしょう。

 

 

不動産クラウドファンディングを選ぶときのポイント4銭

不動産クラウドファンディングを選ぶ際に、注目してほしいポイントは、以下の4つです。

 

(1)運用期間がどれぐらいか

(2)取り扱っている案件の規模が大きいか

(3)優先劣後システムがあるか

(4)開示されている情報の範囲が広いか

 

 

(1)運用期間がどれぐらいか

不動産クラウドファンディングは、ファンドやサービスによって運用期間や分配金の受け取り頻度が異なります。
もっとも一般的な、不動産投資型の運用期間中の家賃収入や売却益をもとにした分配の方式である場合ですと短期のものが主流です。

短期のものと長期のものをまとめると以下の表となります。

 

運用期間がどれぐらいか

 

短期案件は資金がすぐに戻ってくるため、安全性が高く、投資の練習に最適です。

ただし、原則「途中解約」はできません。期間中は資金が引き出せなくなるため、必ず当面使う予定のない「余剰資金」で投資を行いましょう。

 

 

運用期間の特徴はこちらで詳しく解説しています。

 

不動産クラウドファンディングの運用期間とは?短期・長期の特徴や選ぶポイントを徹底解説不動産クラウドファンディングの運用期間とは?短期・長期の特徴や選ぶポイントを徹底解説

 

 

(2)取り扱っている案件の規模が大きいか

案件の規模は、ファンド選びの際に必ずチェックするべきポイントの一つです。

不動産クラウドファンディングの投資決定方法には、先着順や抽選があり、どちらにも多くの投資家から応募が集まります。

元々の案件数や募集金額が少ないと、数分で応募が終了したり、投資の資格すら獲得できないこともあります。投資のチャンスを増やすためにも、「案件の多さ」「新規案件の募集頻度」「募集金額の大きさ」は非常に重要です。

不動産と一言で言ってもマンションやホテル、オフィスビルなどさまざまな種類があります。

マンションなら家賃収入として安定した収益を見込め、ホテルは季節や景気によって利益に差があるものの高い利回りが期待できます。

どのような不動産に投資をするのかによって収益に大きな差が生じるため、幅広い不動産を取り扱っているファンドやサービスを選んでおくことも大切です。

 

(3)優先劣後システムがあるか

リスクの少ない不動産クラウドファンディングにも、損失の生じる可能性はあります。
万が一の事態に備えて、優先劣後システムが採用されているファンドか確認しておきましょう。

優先劣後システムとは、優先出資(投資家)と劣後出資(事業者)に分け、運用期間中に不動産価値が下落するなど損失が出た場合、劣後出資分から負担をするという仕組みです。

劣後出資の割合が高いほど、優先出資側の損失リスクは低くなります。損失やトラブルが起きた際にどのようなサポートがあるのか調べておけば、安心して出資が行えます。

 

 

優先劣後方式についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

不動産クラウドファンディングにおける「優先劣後方式」!徹底解説!!

不動産クラウドファンディングにおける「優先劣後方式」!徹底解説!!

 

 

(4)開示されている情報の範囲が広いか

開示されている物件情報は、ファンド選びだけではなく投資物件の選定にも重要なポイントとなります。

投資する物件が新築や遠方の場合、現物を確認することは困難です。

詳細な物件情報が開示されていれば、最寄り駅までの距離や商業施設の有無、周辺の物件価値など判断材料が集まります。
情報が多いほど、有益な投資が行えるようになります。

物件の情報以外にも、地域情報や空室率、収益のシミュレーションまで開示してあるファンドを選べば、スムーズに投資がはじめられるでしょう。

えんfundingのファンドの対象物件と周辺エリアについてはこちらで詳しく解説しています。
物件とそこでの暮らしのイメージが湧いてくるのでぜひ読んでみてください。

 

えんfundingファンド紹介\ 第18号ファンド【薬院】/
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